MANDOLINO TOKYO

マンドリーノ東京

音楽監督:青山忠先生 突撃インタビュー

今回は、当団体の音楽監督である青山忠先生へのインタビュー記事をお届けします。
第8回定期演奏会の第1部で指揮者を務める木村がインタビュアーとして、演奏会に関することはもちろん、青山先生の楽器事情なども伺ってきました!

―まずは本日も練習お疲れさまでした!本番までの練習は、残すところあと1回となりましたが、曲の仕上がりなどはいかがですか?

青山:お疲れさまです。私が指揮を振る2部の曲は、どの曲も良い感じに仕上がってきていると思いますよ。今回は、第1回~7回までの演奏会よりも時期が遅く、当日がクリスマスイブなので、2部は「クリスマス特集」ということで、全てクリスマスに関連した曲をお送りします。山下達郎さん作曲の「クリスマス・イブ」や、坂本龍一さん作曲の「戦場のメリークリスマス」などは、大変有名な曲ですので、当日来場される皆さまはおそらく、何らかのイメージを持っているでしょうし、その分聞きやすく感じると思います。しかし、それらのイメージとあまりにかけ離れた演奏をしてしまうと、お客さまをがっかりさせてしまうことにもなりかねないため、今回2部の曲は、リズムのノリや、メロディーのとり方など基本的なことから大切に、練習を重ねてきました。

―有名な曲は、有名な曲なりの演奏の難しさがあるのですね・・・。今回は、青山先生は1部ではコンサートマスターを務められ、曲によってはソロ演奏もありますが、そのあたりの意気込みはいかがでしょうか。

青山:今回の演奏会に限らず、私は常にいつもどおり練習を重ねて、いつもどおりベストをつくした演奏を届けています。ただ、どれだけステージの数をこなしても、やはり緊張はしますね。それは昔からずっと変わりません。

――青山先生ほどの方でも緊張されるのですね、意外です!
さて、ここからはもう少し青山先生個人にフォーカスをしぼってまいります。青山先生は楽器をたくさんお持ちだと伺いましたが、実際にはどのくらいお持ちなのですか?

青山:持っている楽器はマンドリンだけではないので、全て合わせると20台は超えると思います。マンドリン以外には、マンドラ、マンドロンチェロ、バラライカなどがあります。1番多いのはやはりマンドリンで、家に帰るとその辺にたくさん転がっていますよ(笑)。ただ、数を持ってはいるものの、普段使用する楽器は大体2~3台で固定です。その2~3台は、スタジオ録音のときや、ホールでのコンサート、という具合で、どこで弾くかということで使い分けています。

―ちなみに、マンドリンの楽器、弦、ピックは何を使っていますか?弦の張り替えはどのタイミングで行っていますか?

青山:今メインで使っている楽器は落合です。2013年に作られたものなので、今は使い始めてから5年目かな。弦はいつもOPTIMAの緑弦で、ピックはべっこうのものを使用しています。弦の張り替えは、たいていG線とD線は巻き弦で劣化が早いので、コンサートの前日に、A線とE線は、コンサートの3~4日前に変えています。ただ、これが万人にとってベストなタイミングだとは思っていないので、人それぞれ好みのタイミングで変えるべきだと思います。
・・・余談ですが、最近感じることは、年齢を重ねるごとに弦を変えたばかりの音よりも、楽器に馴染んだ後の落ち着いた音の方が好きになってきたことですよね・・・。若い頃は、弦を変えたばかりのキンキンした音も好きだったんですが・・・・・・年ですね(笑)

―落ち着いた音が好きな気持ち、わかるような気がします(笑)。
さて、それでは最後に、このブログをご覧の皆さん宛てに一言お願いいたします。

青山:街を歩けば、どこからかクリスマスソングが聴こえてくるこの時期。既に聞き飽きてしまったかもしれませんが、マンドリンの生演奏でお届けするクリスマスソングは、一味違いますよ。約70名の団員と一緒に、皆さまのご来場を心よりお待ちしています!!